塞翁が馬でしょ。

競馬AIで1億円勝ちを目指す。

成績レポート(202005_5W)

今週分の運用結果を追記します。

累積成績

累積購入金額(A) 累積払戻金額(B) 累積払戻率(100*B/A) 累積収支額(B-A)
¥ 350,500 ¥ 548,350 156.45 % 197,850

 

週ごと詳細

年月週 購入金額(A) 払戻金額(B) 単期収支額(B-A)
2020-05 5W ¥ 36,000 ¥ 93,450 57,450

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いまはまだ、単勝専門

単勝以外での勝負の仕方がわからない。。

あくまで私の感覚値と歴の浅いデータ分析結果に基づくものでしかないのですが、「単勝1点賭け」が最も簡単な勝ち方な気がしています。
というかこれ以外で勝ちパターン(機械学習モデル)をまだ見いだせていないというのが正直なところです。SNSにいっぱいいらっしゃる、単勝以外の馬券で安定的にプラス収支をキープしている方々は素直にすごいと思います。

以前の投稿でも触れていますが、私は特に競馬に詳しいわけではありません。
オッズや払い戻しの仕組みなど、ごく基礎的な部分は理解しているつもりですが、決してそれ以上ではありません。

このドメイン知識不足を何とか機械学習技術で補ってはいますが、そもそも機械学習モデルの設計自体、ドメイン知識の有無で大きく変わってきます。
ここでいう機械学習モデルの設計とは、「何」を予測して(機械学習的には目的変数と呼ばれます)これを元にどういう行動をするかを決めるということです。

「順位」「走破タイム」「レース展開」など、予測したい目的変数はいくつかあります。最もシンプルでイメージしやすいのは、当然「順位を予測して、1着予想の単勝馬券を1枚だけ買うという行動をする」という設計ですよね。
私は、少しだけ追加の工夫をしているものの、ベースはこのごくシンプルな設計で勝ちパターンを見出しています。
ただ、冒頭でも書いた通りこれ以外では何も見出せていない・・!

代表的な複勝・三連複・三連単で考えると、

  • 順位を予測して、1着予想馬の複勝馬券を買う
  • 順位を予測して、1~3着予想馬すべての複勝馬券を買う
  • 順位を予測して、1~3着予想馬の組合せで三連複or三連単を買う
  • 順位を予測して、1着予想馬を軸として2~5着予想馬を相手に三連複or三連単をながしで買う

みたいなパターンはすぐ思いつくのですが、実はこれらのシミュレーションは(少なくとも今の私の機械学習モデルの精度だと)すべて収支がマイナスになってしまうのです。

この結果だけ見ると、今のところ単勝が一番おいしいと考えざるを得ません。
控除率が(単勝 = 複勝 < 三連複 < 三連単)であることを考慮しても、単勝以外の馬券はそれ以上に不利な結果となっている感覚があります。

でも世の中には単勝以外で勝ってる人も普通にいる・・これはもう少し私自身競馬そのものを勉強しないと見えない世界があるのでしょうか。

というかそもそもの順位予測の精度が低いのか。。

 

競馬IQの高い方、どうか教えてください

さて、ここからはほぼ感覚の話です。確率とか期待値を正確に計算したりはしてません。
こういう感覚値が正しいかどうかはIQが高いか低いかみたいな話かと思います。
私はIQにあまり自信がないので、競馬IQが高い方、どうかご意見いただけると幸いです。

 

 1レースで複数の馬券買うのって損じゃない?

例えばいろいろな予想家さんの予想を拝見してると、軸馬を決めて流しで馬券を買ったり、BOXで買ったりされることがよくあると思います。
ただ、私としては期待値を損しているのではないかという感覚があります。
例えば1レースで三連複を20通り買うとして、仮に的中だとしても20枚のうち最大1枚しか的中しません。かといって必ず当たるわけでもない。
それであれば20レースで1枚ずつ買った方が、複数あたる可能性があって期待値高くないでしょうか?
競馬にはオッズや馬の強さの要素があるので単純に比較できないですが、なんとなくそんな気がしています。

 

三連単って難易度に対するリターン本当に見合ってる?

単勝三連単を比較すると、予想の難しさとリターンの大きさがわかりやすい違いです。
例によってオッズや馬の強さを無視して考えると、18頭立てのレースなら単勝的中は1/18の確率、三連単的中は1/(18×17×16)の確率となり、三連単の方が 17×16 = 272 倍難しいことになります。
この難しさに対して、リターンの期待値は本当に272倍以上あるのでしょうか?
三連単を当てることができるのであれば必ず単勝も当てることができるはずなので、単勝で272倍のお金を突っ込んだ方が期待値高くないでしょうか?
とはいえこれもオッズの関係で単純比較はできません。

 


と、このあたりが私の理解が及んでないところになります。
とはいえ競馬は偶然の要素が大きいので、初めは期待値に対する上振れや下振れがあって、最終的に収束していくはずです。
上記の感覚が仮に正しかったとしても、少ない試行回数で「上振れ」を狙って、上振れたその日に競馬から足を洗うという作戦であればそういう戦い方もありだと納得できます。
少なくとも今のところ私は単勝1点賭けが一番おいしいと考えており、勝ちに「収束」させることを目標としているので、しばらくはこの戦い方を継続したいと思います。
とはいえ単勝以外で収支プラスを実現している方がいらっしゃるのも事実だとおもいますので、引き続き研究していくべき部分でしょう。

 

(誰か教えてくださいマジで)

 

これをしない奴はカモ

その前に

馬券を買う人には2種類の人がいると思います。
この記事は「2」に関してのみの話ですのでご注意ください。当然私は「2」に含まれます。

  1. 予想や馬の走りそのものを楽しみ、収支をあまり気にしない人
  2. 馬券購入を資産運用と捉え、収支をプラスとすることに重きを置く人

なお「1」のような楽しみ方に対する否定は一切なく、むしろ共感します。
余談ですが私は友人とやる麻雀が好きで、麻雀に関しては「1」のようなスタンスで関わっています。
宅を囲んでのコミュニケーションや牌を触ることそのものが好きだったりするので、ちょっと負けても楽しかったから良いかといった感覚です。


これをしない奴はカモ

本題です。

 これをしない奴はカモ;
 勝ちパターンの仮説立て、徹底検証、徹底継続。

以上。
これらをやって初めて勝つか負けるかのスタートラインに立つことができます。
やらずに勝負すると、絶対に負けに収束します。

当たり前でしょ、と思われるでしょうが、
死ぬほど大切なことだと考えているため大前提として敢えて書いていきます。

①勝ちパターンの仮説立て

ここでいう勝ちパターンとは、何でも良いですが「この法則に基づいて行動すれば収支がプラスに収束するだろう」と考えられるような法則を指しています。
例えば、競馬では「この血統の馬がダートのレースに出たら必ず賭ける」や「このジョッキーが枠番3番以内を取ったら必ず賭ける」といったようなものです。
実際はこんなにシンプルではありませんが。
これは経験から導かれるものもあれば、実際のレースの結果から発想を得ることもあります。また、競馬情報サイトにおける予想家の方のコメントからヒントをもらっても良いでしょう。

このプロセスでは、機械学習を活用できると非常に大きな武器となります。
競馬に関する深い知見が特になくても、データに基づいて統計的に導き出すことができます。
実際私は競馬について詳しくありませんが、機械学習の手法を活用していくつかの勝ちパターンを見出しました。
幸い競馬の場合は過去のレースデータがいくらでもあります。
ある程度のデータであれば無料でも入手できますし、データの種類の豊富さや正確さを重要視するなら有料でデータを提供してくれるサービスも複数存在しています。
私はこのデータがすべてを決めると言っても過言ではないと考え、有料でデータを購入しています。

②徹底検証

有力と思える勝ちパターンを見出せたら、過去データを利用してこれが確からしいパターンなのかを徹底的に検証します。
例えば、「この血統の馬がダートのレースに出た時に必ず馬券を買っておくとトータル収支がプラスとなる」という仮説を立てた時に、本当にそうなのか確かめるために実際に過去のレースに適用して馬券を買ったことにしてみて、本当に収支がプラスになるかどうかを確かめるということです。
本当に当たり前ですが、このプロセスは絶対に実施する必要があります。
これをやらずに継続的に収支をプラスとすることはほぼ不可能と考えて良いでしょう。実際、①で立てた仮説のほとんどはここでボツになります。

また、検証においてはなるべく偶然の要素を排除することが重要だと考えています。
競馬は偶然によって結果が左右されることが往々にしてあるゲームですので、検証対象とするレース数(=試行回数)を単純に増やす必要があります。
したがって、ここでもプログラミングを利用した自動シミュレーションを行えることが望ましいです。
私は①と②のプロセスをセットでプログラム化し、仮説立案とシミュレーションを大量に実行できるようにしました。
自動とは言えこれはかなり気の遠くなる宝探しのような作業です。
結果的にベストと思えるパターンのみ、次のフェーズに進めることができます。

③徹底継続

さて、①②の地獄の検証を勝ち抜いたパターンで、実際に勝負に参加していきます。ここで大切なのが「徹底的に継続すること」です。
ここでいう徹底的とは、感情に流されて適当な判断で賭け方を変えてはいけない、ということです。

簡単なようで、これが一番難しいです。
人間どうしても、直近の勝ち負けを気にして強気になったり弱気になったりしてしまいます。
例えば負けが込んでいるときに自身のパターンで予想した馬券が全然人気のない馬券だった場合に、「買うのをやめておこう」という気持ちが芽生えたりします。

なぜこれがダメかというと、②の検証と前提が変わってしまうためです。
自身の判断で賭け方を変更してしまった瞬間、せっかく見出した勝ちパターンが全くの別物になっていまいます。
②のプロセスなしに勝負にでているのと同じで、非常に危険です。
そうならないために、馬券の購入はできればシステム化して自動で行い、一切の感情を挟まないようにすべきです。
止め時についてのみ「いくらまでプラスになったら(マイナスになったら)運用を止める」ということを予め決めておき、これに従うと良いと考えます。

まとめ

上記3つのフェーズを全て実行することで、初めて勝ちが望めるだろう、という話でした。
また、これらを精度高く実行するためには機械学習やシステム構築の技術の活用が大きな武器となる、という事も併せてお伝えしたかった事です。
元々この辺りの知見がなくても、インターネット上に散在している情報を組み合わせることで充分だと思います。
私自身、競馬というテーマを軸に必要最低限の技術を勉強しているだけで、それなりのシステムは構築する事ができました。

実際のシステムの話も、追って記事化していきたいと思います。

納税したくて仕方がない

納税したくて仕方ない

お金を稼げば、当然その分納税の義務が発生します。
人によっては軽視されるかもしれませんが、私はどちらかというと適正に税金を納めさせていただきたいという考えです。

この競馬関連の活動に対して私はすでに短くない時間をかけてしまっていますが、
「これってただの独り善がりなオナニーだなあ・・」と思うことがあります。
頭を使い時間をかけて何かを創るという活動は、社会的な価値を出してこそ継続的なものとなるし、創り手が得られるものが最大化されると信じています。
こと競馬について言うと、少なくとも私がいかに勝ちを重ねたとしても本質的な社会的価値などありません。創っているものが便利なサービスや人々を楽しませるコンテンツであればよかったのですが・・。
せめて税金を適正に納めて微力ながら社会に対してプラスとなれば、少しだけ気が楽になります。

外れ馬券は経費か?

さて、いかに納税意欲の高い私でも、マイナスを被ってまでお金を払いたいわけではありません。
競馬の払い戻しに係る税金を考えるにあたり、外れ馬券の購入分を経費と認めるか否かが最大の争点となります。
もし外れ馬券を経費扱いすることができない場合、実際の勝ち額以上の税金を納めなければならない場合があることがわかります。(※)
この場合本活動は即刻やめて、エネルギーの向き先を変えるべきです。なぜなら、この支払いで一時的に税収が上がったとしても私自身が活動を継続できないからです。長期の視点で見ると、私も収益を上げつつ継続的に納税した方がトータルで良いはずです。

※例えば、1年間で単勝馬券を同じ額ずつ100万円分購入して、そのうち10万円分の単勝馬券が的中し、トータルで110万円の払い戻しを受けたとします。
課税対象額は、外れ馬券を経費とできる場合(110万円 - 100万円 = )10万円、経費とできない場合(110万円 - 10万円 = )100万円となります。
仮に所得税として30%取られるとすると、経費とできない場合は30万円納めなければならないこととなり、納税額が実際の勝ち分である10万円を上回ってしまいます。


実はこの件については国税庁から明確な情報発信があります。
競馬の馬券の払戻金に係る課税について|国税庁
小難しい難解な日本語でくいろいろ書かれていますが、ざっくり次のように理解しています。

  • トータルでプラスとなるようロジックに基づいて自動購買していれば、外れ馬券は経費扱いとなる(OK。収入は雑所得扱い。)
  • 上記以外の場合、外れ馬券は経費扱いされない(NG。収入は一時所得扱い。)

危ないところでした。
私の場合は明らかに条件を満たしているため、ちゃんと実際の勝ち額に応じて税金を算出することができそうです。
ただし条件を満たしていることが「客観的に明らか」である事が必要である旨の記載があるので、この点は注意が必要でしょう。
具体的に何があれば良いかの記載はありませんが、実際のソースやシステム運用ログがあれば客観的な証明に値すると考えています。
正常走行時のログは捨ててしまいがちですが、残しておくようにします。

というわけで、時期が来たら確定申告についても真面目に調べたいと思います。